警報発令中

うふ日記を目指して日記を書くよ。おやすみ。

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◇ 三つの秋のまぼろし《食欲の秋編》
2005/10/15(土) 22:13:36

「三つの秋のまぼろし《食欲の秋編》」です。

ドリーミン小説になってしまいました・・・(笑)。それでもよいという方は、どうぞー。

イタくてすみません・・・。



※ ※ ※ ※



「三つの秋のまぼろし《食欲の秋編》」



占い師の言った妙なお告げに唖然としながらも、すこし何かがひっかかっていた。

家に帰ってくると、居間にいた母がニヤニヤして私に近づいてきた。



「ねぇ、あんた覚えてる?シゲちゃん」

シゲちゃん。なんとなく聞き覚えのある名前だ。

「ほら、佐藤さんとこのシゲちゃん。重幸くんよ。あんたはちっちゃかったから、覚えてないかしらね、やっぱり」



それは確か四歳か五歳くらいの時だったように思う。

その“シゲちゃん”に何度か遊んでもらったことがある。その時”シゲちゃん“は、高校生くらいだったと思う。



「でね、明日シゲちゃんが香川に遊びに来るらしくて。だから、案内したげて。お母さん仕事だから」



えええ!私、シゲちゃんの顔もロクに覚えてないのに!



次の日。

私は待ち合わせ場所へ向かった。

あの時高校生くらいだったということは、今は三十を過ぎたくらいか。

幼い頃の記憶をたどり、シゲさんの顔を必死で思い出す。

どんなだったっけ。

待ち合わせ場所に着き、だいたいそれくらいの年齢に見える人をひとりひとり見ていく。

うーん、どこだ・・・?



その時だった。

「あのー、もしかして俺のこと探してない?」

「えっ、あの、シゲ・・・さんですか?」

「おう。久しぶりだな!さ、行こう行こう!」




なんだか戸惑っていると、シゲさんは手を差し出してきた。

「へ?」

「へ?じゃねぇよ。デートだろ」

「はい・・・」

「それから、シゲさんってのも、敬語もやめろ。な?」



私はあんまり知らないけどなぁ・・・まぁ、いいか。



「よし!じゃぁうどん食おう!うどん!」

“シゲちゃん”たっての希望で、うどん屋巡り“デート”に決まった。

シゲちゃんの運転する車で、香川全域に足を伸ばした。その数、十数軒・・・。



「あー、一日にこんなにうどん食べたことない!」

ふたりとも満腹だった。



「なんか、うどんばっか食っててあんまり話してねーな。」

シゲちゃんは車のハンドルを握りながらチラとこちらを向いた。

「俺のこと、覚えてた?」

「うーん、あんまり。」

「まぁ、そら仕方ないよな。あれくらいの年じゃ覚えてなくても無理ないわ。

でも・・・思い出すなぁ。お前、俺にべったりだったんだぞ?」

「えっ・・・」

「くっつき虫みたいに俺にずーっと着いて歩いてさ。あんなちっこかったのが、こんなにデカくなるんだもんな!人間てスゴイわ。」



またシゲちゃんはしゃべり出した。



「でも、やっぱり相変わらずだな・・・」

ふと隣を見ると、シゲちゃんの視線は私の胸にあった・・・。

「なにそれ!ひどい・・・」

「そうやってすぐにすねるとこも変わってない」

シゲちゃんの顔をもう一度見る。



「シゲちゃん・・・久々に会ってみたら、こんなにかっこいい人だったからビックリした。」

「だろ!」

子どものような満面の笑み。



会話をしていたら、安心してしまってだんだん眠くなってきた。

「眠いんなら寝てもいいぞ。」

その声が聞こえるやいなや私は眠りに落ちてしまった。

もったいない・・・。



「おい、着いたぞ。デートなのに車で寝やがって・・・」

「寝てもいいって言ったのシゲちゃんでしょ?」

「そういうとこほんと、変わってないな、あのときと。」



ふと、思い出した。

あのとき、最後にシゲちゃんと会ったとき、約束したっけ・・・シゲちゃんのお嫁さんになる、とかって。

シゲちゃんは覚えてないだろうなぁ・・・。



「覚えてるか?約束。シゲちゃんのお嫁さんになるーって」

「え?シゲちゃんこそ、覚えてたの?」

「こう見えて、ちゃんと覚えてんだぞ。ま、お前もいろいろあるだろうし・・・俺は北海道だし。でも・・・俺は忘れてないぞ!なっ。」



またまた満面の笑みだった。

シゲちゃんも、あのときと全然変わってなくてよかった。



本当に私がシゲちゃんのお嫁さんになる日がくるのかどうか、それはわからないけれど、すてきな1日だった。



当たってるじゃん・・・占い師・・・。
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